DMC2でトリッシュを使用して、ダンテ編・ルシア編のボスたちと戦ってみました。
以前、ダンテを使用してボス戦を集中的にプレイしましたが、トリッシュはダンテに比べて地上での回避性能が非常に優れている上、動作も機敏なので、対ボス戦はダンテより戦い易いケースが多いです。
今回も、戦闘中アイテム禁止、戦闘中の装備(デビルハーツ)変更禁止で戦ってみました。難易度はDMD(LMD)です。また、上で紹介したダンテ使用での記事の動画ではスタイリッシュランクが途切れてしまっているものもあったので、今回は一貫してShowtimeフィニッシュを心がけて戦いました。
ルシア編のボスも一部入れていますが、ダンテ編含め、全ボス撃破ではありません。今回は、ボルヴェルク(1)、アリウス(1)(2)、タテオベスは省いています。
DMC2 Trish Boss Battles:Index
- オラングエラ [Orangguerra]
- ジョカトグゥルム [Jokatgulm]
- インフェステッドチョッパー [Infested Chopper]
- ネファステュリス&ネファスカピティス [Nefasturris & Nefascapitis]
- フュリアタウルス [Furiataurus]
- ノクトプテラン [Noctpteran]
- プルートニアン&タルタルシアン [Plutonian&Tartarussian]
- ファントム [Phantom]
- ボルヴェルク [Bolverk]
- トリスマギア [Trismagia]
- ポゼストアリウス [Possesed Arius]
- アリウス=アルゴサクス [Arius-Argosax]
- アルゴサクス・ザ・ケイオス [Argosax The Chaos]
- ザ・ディスペア・エンボディード [The Despair Embodied]
Orangguerra
- 【オラングエラ:出自】
- “Orang”はインドネシア語で「人」という意味。“guerra”はスペイン語・ポルトガル語で「戦争」という意味がある。
ダンテ編ミッション3は、急いで進行方向に進まず、分かれ道で一旦反対方向に進み、フィニスを一層してから進むと、オラングエラ戦の時点で動画くらいDTゲージが溜まるので、楽に戦うことができます。オラングエラ戦でやっかいなのは本体ではなく遅れて登場するムシラなので、呼ばれる前にごっそりダメージを奪ってしまいます。
Jokatgulm
- 【ジョカトグゥルム:出自】
- 姿形からは、中国神話における創造神「女媧(ジョカ)」を連想させる。 女媧(ジョカ)は、人頭蛇身の女神だったとされている。
ダンテ同様、安全に手っ取り早く倒すには安全地帯を利用してラウンドトリップ→L&O連射を繰り返すのが一番なのですが、今回も地道に触手消滅→本体に攻撃、を繰り返して戦ってみました。剣置き動作の攻撃判定でフィニッシュしていますが、滅茶苦茶難しかったです。何十回も失敗しましたw
Infested Chopper
- 【インフェステッドチョッパー:出自】
- 英語の”Infested” + “Chopper”。「寄生されたヘリコプター」。
とにかく一撃必殺の可能性を秘めている、DTエアレイド中のビームが早期決着の頼みの綱です。当たり所がよければ、ゲージフル状態から一度の魔人化で撃破することも可能です。ダンテと違いラウンドトリップがある分、スタイリッシュランクを維持するのが大変楽です。
Nefasturris & Nefascapitis
- 【ネファステュリス・ネファスカピティス:出自】
- ラテン語で「許されぬこと」を意味する”Nefas”と、「塔」を意味する”Turris”。 ”Capitis”もラテン語で、意味は「頭」。(ちなみに”Vermis”は「蠢く蟲」)
前半のネファステュリス戦は、多段ヒットする兜割りを狙ってやってみました。トリッシュは、比較的大きな、球体の対象相手に兜割りすると複数回ヒットする性質があるようです。ネファステュリスはさらに動いているので、動画のように「ガガガガガッ」と多段ヒットさせることができます。ちなみに、多段ヒットするからといって攻撃力はそんなに高くはありませんw
ネファスカピティスに切り替わってすぐにスティンガーで接近していますが、気をつけないと2発目の拡散ビームに引っ掛けることがあるので注意。
Furiataurus
- 【フュリアタウルス:出自】
- ラテン語で「憤怒」を意味する”Furia”と、ギリシア語で「雄牛」を意味する”aurus”を掛け合わせた名。
基本戦法は、ダンテ操作時と同じです。以前のダンテの記事もご参考になさってみてください。今回はハンマーの振り下ろしを斜め回避で避けていますが、これもダンテと同じく垂直ジャンプ→兜割りでカウンターを取ることが可能です。
Noctpteran
- 【ノクトプテラン:出自】
- ラテン語で「夜の」を意味する”Noct”と、ギリシャ語で「翼」を意味する”Pteron” + 接尾語”-an”。 “-an”は「~の」「~の性質のもの」といった意味を持つ。意訳すると、「夜の翼を持つもの」。
トリッシュは、ダンテと違ってノクトプテラン撃破後に産む卵を破壊することができないので、最後はラーヴァ二体を一度に相手にしなければなりません。ノクトプテラン&ラーヴァを一体ずつ相手にするよりこちらの方がキツイと思われます。ジャンプでの回避の際、着地点に突進が重なったりしないように注意して戦います。
Plutonian&Tartarussian
- 【プルートニアン:出自】
- ローマ神話における冥界を司る神、「プルート(“Pluto”)」にちなむ。 また、ギリシャ語の”Plouton”には「富める者」という意味がある。
プルートニアンは、動画のように周囲を右に回るイメージで戦うと、レーザーの位置等を確認しやすく戦いやすいです。序盤から、DTが溜まったらDT空中ラウンドトリップ等を小刻みに挟む戦い方も有効ですが、後半フィニスやトラップの全開放を意識しながら戦い続けるのは厳しいので、最後に空中ラウンドトリップで一気に勝負をつけられるようにDTは温存しています。
- 【タルタルシアン:出自】
- ギリシア神話における原初の神の一人であるとともに、「冥界」そのものである「タルタロス(“Tartaros”)」にちなむ。 “-ian”は「…の」「…人」を意味する接尾語であるため、「冥界の住人」と読むこともできる。
タルタルシアンは劣化プルートニアンな上、トラップも増援もないので、ほとんど問題はないかと思います。トリッシュは両方戦えるので、プルートニアンの練習のつもりで戦ってみるのも良いかもしれません。タルタルシアンとプルートニアンでは、ひるませる際の手数に違いがあるので、その点は注意が必要です。
Phantom
- 【ファントム:出自】
- 英語の”Phantom”より。幻、幻影、また広い意味で亡霊や化け物を指す。
ファントムはDTを引かないので、連続攻撃を当てて、怯ませてさらに攻撃を当てる、という戦法が主軸です。無駄な連続突きやヴォルテックスを入れなければもっとDTを節約しつつパターン化して戦えると思いますが、それだとほぼハメになってしまい面白さがそがれる可能性があるので注意が必要です。
Bolverk
- 【ボルヴェルク:出自】
- 北欧神話における最高神、オーディンの異名。 オーディンは、飲んだ者に詩の才能と知識をもたらす「詩の蜜酒」を得るためにヨーツンヘイムへ出かけた際、巨人に変身し”Bolverk”(=悪をなす者)と名乗った。 フレキ&ゲリはオーディンに仕える2匹の狼。 “Freki”は「飢える者」、”Geri”は「貪る者」という意味を持つ。
ボルヴェルク戦こそ、トリッシュの優位性がわかりやすいと思います。ダンテは攻撃の行動キャンセルがほぼできないので攻撃手段がかなり限られてしまいますが、トリッシュの場合は回避性能と攻撃モーションの速さを武器に比較的安定して攻撃を加えることができます。ちなみに、ダンテ操作時にも言えることですが、ボルヴェルク二戦目の部屋に入る時は真っ直ぐに入らずに、壁伝いに画面手前から周るようにして入ると、フレキ&ゲリとボルヴェルクの三体が全員隠れないアングルで戦闘を始めることができます。
Trismagia
- 【トリスマギア:出自】
- ラテン語で「三つの」という意味を持つ接頭辞”tris”と、同じくラテン語で「魔法」を意味する”magia”を併せたもの。「三つの魔法」。
トリッシュの場合は、DTエアレイド中のビームを使用すれば、ほぼ一ターン(トリスマギアが一回のみ合体)で倒せることが多いです。分裂時でもラウンドトリップ+L&Oが非常に効果的なので、雷の攻撃が来る時を見計らってラウンドトリップを放つようにします。
Possesed Arius
- 【ポゼストアリウス:出自】
- 実在の人物”Arius”(250-336)より。古代キリスト教における異端者。 アレクサンドリアの司祭であったアリウス(アレイオス)は、 キリスト教の中心的教義である「三位一体」(イエス・キリストを神聖視する教え)に異を唱え、 神のみが唯一絶対的な存在とする「唯一神教」を説き、教会に分裂と混乱をもたらした。 この状況を重く見た皇帝コンスタンティヌスは、325年のニカイア公会議にて、 彼の説を公に「異端説」であるとした。そしてアリウスは「異端者」とされ、教会から追放されることとなった。 “possesed”は英語で「取り憑かれた」「狂気の」という意味。「狂気のアリウス」。
人間時のアリウス戦を省いた代わりと言ってはなんですが、ルシア編のポゼストアリウスと戦ってみました。ポゼストアリウス戦は、ひたすら中~遠距離からラウンドトリップを放ちながらダッシュ→体当たりが来るのを待ち、回避した後に連続攻撃を叩き込む、という戦法です。ビーム攻撃が来る場合は、浮遊している球の位置を見ながら、ジャンプキックで一気に距離を詰め、アリウスの後ろに回り込みます。球の位置が悪ければ、前方回避の繰り返しでも十分に間に合います。DTゲージは、続くアリウス=アルゴサクス戦に備えて温存しておいた方が無難です。
Arius-Argosax
- 【アリウス=アルゴサクス:出自】
- “Argosax”に似た名前に、ギリシャ神話に登場する巨人”Argos”が挙げられる。 アルゴスは全身に100の眼があるとも、背中に第3の眼があるとも言われていて、様々な方向を同時に見渡せるため、”Panoptes”(=見渡すもの、百眼)と呼ばれた。 また複数の眼が交代で眠ることで、自身は眠らないという特異な能力を持っていた。 また、印欧祖語を起源とした”argos”には、「輝く」という意味もある。
トリッシュの場合は、おなじみDTエアレイド空中ビームが非常に有効。ポゼストアリウス戦でDTを使用しなければMAXまで溜まっているはずなので、戦闘開始後すぐにビームを連発。後はDTが溜まるまでラウンドトリップ+L&Oを放ちつつ、攻撃を避けるために背後に回り込んだり前方に回り込んだり・・・の繰り返しです。反対側に回り込むタイミングと、回り込む際にコンボランクが途切れないようにする点のみ注意が必要です。
Argosax The Chaos
- 【アルゴサクス・ザ・ケイオス:出自】
- “Chaos”は英語で「混沌」を意味する。「混沌のアルゴサクス」。
トリッシュはダンテに比べてDTゲージが溜まりやすいので、少しであればDTを使用しても、フィニッシュ時にはフルに溜めることができます。基本的には、安全地帯からラウンドトリップ+L&Oの繰り返しです。
The Despair Embodied
- 【ザ・ディスペア・エンボディード:出自】
- “Despair”は英語で「絶望」を意味し、”Embodied”は「具現化された」という意味。 「絶望の具現」。
トリッシュでのボス撃破の旅を始める前に、ザ・ディスペア・エンボディード戦は既に録っていたので、今回は何か違う戦法を、ということでスパーダ禁止で戦ってみました。戦闘開始後に剣置きをし、以後近接攻撃は格闘だけで戦っています。ただし、銃は普通に使っています。スパーダ禁止といっても特に難易度が上がるわけではなく、むしろほぼジャンプキックだけであらゆる攻撃に対処できるので、剣よりもパターン化しやすかったりします。
戦い方のコツは、前回ザ・ディスペア・エンボディード戦を録ったときの注意点がほぼそのまま使えるので、そちらを参考にしてみてください。→DMC2 トリッシュ:ザ・ディスペア・エンボディード戦
今回のトリッシュでのボス戦で全般的に言えることですが、トリッシュ操作時にはとにかく「兜割りの隙をジャンプキャンセルで消す」ことが非常に重要です。動画を見てわかるかと思いますが、兜割りを当てた後はほとんどジャンプキャンセルして攻撃を繋いでいます。
また、ジャンプキャンセルよりもタイミングが計りづらいですが、L&Oでもキャンセル可能なので、どちらかは狙ってできるようにしておくと、戦い方の幅が広がると思います。次点でハイタイムのジャンプキャンセルですね。各種動作後のジャンプキャンセルは、ボス戦に限らず雑魚戦でも非常に有効な技です。
それはそうと、ついにDevil May Cry HD Collectionが発売されましたね!トリッシュのボス撃破の旅もようやく終わったので、これにてようやくHDを本格的に進めることができそうです。今後はDMC2も、HD版で動画を投稿する事になるかと思います。
これまでDMC2は、オフェンスハートの効果無しバグや、ダンテの武器三種の攻撃力が一緒といったバグがあったのですが、HDではそれらは解消されています。今まではバグを利用しつつの戦略などもありましたが、これからは立ち回り方も再考しなければならないかもしれません。非常に楽しみです!